妊娠中に夫の浮気が発覚したらどうする?慰謝料の請求方法を弁護士が解説

「妊娠中なのに、夫が浮気しているかも」
「これから出産や育児があるのに、どう行動すればいいのかわからない」
新しい命を授かり、希望に満ちているはずの時期に夫の浮気が発覚し、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。ホルモンバランスの変化で情緒が不安定になりやすい妊娠中は、冷静な判断が難しく、将来への不安ばかりが募ってしまうことでしょう。
しかし、お腹の赤ちゃんとあなた自身の生活を守るためには、感情に流されず、正しい知識を持って対処することが重要です。
本記事では、妊娠中に夫の浮気が発覚した際の具体的な対処法や、時期別の行動指針、慰謝料請求の手順について弁護士が解説します。
平穏な日常を取り戻すための、最初の一歩を踏み出しましょう。
最優先事項は母体の健康と安全:浮気への怒りや悲しみは当然だが、無理な証拠収集や激しい口論は母体に悪影響を及ぼす。まずは医師や家族に相談し、自身の体調と胎児の安全を最優先に行動すべきである。
妊娠中の浮気は慰謝料増額の要因:妻が妊娠中であることを知りながら不貞行為に及んだ場合、悪質性が高いと判断されやすい。通常の相場よりも高い慰謝料が認められるケースが多い。
時期別の行動でリスクを回避:つわりが重い初期は体調管理に徹し、安定期に専門家へ相談するなど、妊娠週数に応じた行動計画が重要。臨月は出産準備に集中し、法的対応は産後に回す判断も必要となる。
関係修復か離婚かの慎重な判断:浮気発覚=即離婚とは限らない。誓約書の作成や別居など、出産後の生活基盤や育児協力を考慮した上で、冷静に将来の選択肢を検討することが推奨される。
弁護士介入による精神的負担の軽減:相手方や不倫相手との直接交渉は、妊婦にとって大きなストレスとなる。弁護士に代理交渉を依頼することで、精神的な平穏を保ちながら適切な解決を目指せる。
妊娠中の夫の浮気トラブルに関するお悩みは、弁護士法人アクロピースにご相談ください。
これから出産を控える大切な時期だからこそ、精神的な負担を最小限に抑え、母子の未来を守るための解決策を提案いたします。
初回60分の無料相談も実施しているので、まずはお気軽にお問い合わせください。
\ 初回60分無料!/
【無料相談受付中】365日対
妊娠中に夫の浮気を疑ったとき最初にとるべき行動
夫の行動に違和感を覚えたとしても、感情のままに問い詰めるのは得策ではありません。妊娠中はただでさえ精神的に不安定になりやすいため、深呼吸をして、冷静に状況を把握することから始めましょう。
浮気を疑った際、始めに取るべき行動は、以下の3点です。
- 決定的な証拠が見つかるまでは普段通りに振る舞う
- 日記やメモで夫の行動記録をつける
- 信頼できる第三者や専門家に相談する
夫を問い詰めたい衝動に駆られるかもしれませんが、証拠がない段階で騒ぎ立てると、相手に警戒されて証拠を隠滅される恐れがあります。
夫の帰宅時間や言動の矛盾点などを詳細に記録に残すことから始めましょう。また、一人で悩みを抱え込むとストレスで体調を崩しかねないため、早めに信頼できる人に話を聞いてもらうことが大切です。
弁護士 佐々木一夫監修者コメント
妊娠中の浮気調査は、決して無理をしてはいけません。ご自身で尾行をしたり、夫のスマホを無理やり見たりする行為は、精神的な動揺を招き、母体に過度な負担をかける危険があります。法的に有効な証拠収集はプロに任せ、ご自身は「いつ、どのような不審な点があったか」を記録するに留めましょう。
【時期別】妊娠中に浮気が発覚した時の対処法
妊娠期間中は週数によって心身の状態が大きく変化するため、その時期に適した対処法を選択することが重要です。無理な調査や交渉を行って体調を崩してしまっては、元も子もありません。
ここでは以下3つの段階に分け、母体の安全を確保しつつ、将来の解決に向けて推奨される具体的なアクションを解説します。
【妊娠初期(〜4ヶ月)】体調優先で証拠収集を始める
妊娠初期はつわりなどの体調不良が顕著であり、流産のリスクも伴うデリケートな時期です。精神的なショックは母体に大きな負担となるため、ご自身の体調管理を最優先に考えてください。
この段階では、探偵への依頼や夫への追及といった能動的な行動は控えるのが賢明です。代わりに、身体的負担の少ない範囲で状況を整理しておくことを推奨します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日記やアプリでの記録 | 夫の帰宅時間、出張の頻度、不審な言動などをメモに残す |
| 身体の保全 | ストレスを感じたら無理せず横になり、必要であれば実家への一時帰省を検討する |
| 簡易的な証拠確保 | 行動の変化を記録するレシート・明細などの共有物や、手元にあるものを整理する ※スマホ等の私物を無断で操作・解析する行為はトラブルの原因になり得るため避け、迷う場合は弁護士へ。 |
本格的な証拠収集や話し合いは、体調が安定してからでも決して遅くはありません。今は静かに記録を残す準備期間だと割り切り、焦らず過ごすことが大切です。
【妊娠安定期(5〜7ヶ月)】専門家への相談まで進める
安定期に入り体調が落ち着いてきたら、将来の解決に向けて具体的な準備を進めましょう。お腹が大きくなる前のこの時期は、動きやすく判断力も保ちやすいため、弁護士への相談や証拠の精査に適したタイミングといえます。
専門家のアドバイスを受けることで、離婚や再構築といった選択肢ごとのメリット・デメリットを冷静に比較検討できるでしょう。
| 項目 | 推奨されるアクション |
|---|---|
| 証拠の精査 | 夫のスマホやクレジットカード明細の確認、必要に応じた調査会社への依頼 |
| 専門家相談 | 弁護士の無料相談を活用し、慰謝料の相場や手続きの流れを把握する |
| 生活設計 | 出産後の生活費や養育費の試算、居住環境(実家・別居など)の検討を行う |
この時期に法的な見通しを立てておくことで、産後の不安を大幅に軽減できます。また、万が一の事態に備え、自分の代わりに交渉してくれる代理人を見つけておくことも有効なリスク管理です。
【妊娠後期・臨月(8ヶ月〜)】出産後に向けた準備を優先する
妊娠後期から臨月にかけては、いつ出産を迎えてもおかしくない重要な時期です。この段階では、浮気問題の解決よりも無事に出産することへすべての優先順位を切り替えてください。
慰謝料請求には消滅時効が存在します。原則として損害および加害者を知った時から3年で時効にかかり、不法行為の時から20年で除斥期間に達する可能性があります(民法724条)。
妊娠中に発覚した場合、出産後に請求を開始しても、通常は時効完成前であるため、法的な不利益は生じにくいでしょう。
| とるべき行動 | 内容 |
|---|---|
| 交渉の一時停止 | ストレスのかかる話し合いは中断し、弁護士に「産後に再開する」旨を通告してもらう |
| 出産環境の整備 | 里帰り出産の準備や、入院グッズの確認、移動手段の確保を行う |
| サポート体制の構築 | 産後の育児や家事を手伝ってくれる親族、行政サービスの手配をしておく |
この時期に激しいストレスを受けると、早産や難産のリスク要因となり得るため、無理な対応は避けるべきです。



交渉や決断は体調が回復した産後に行うと割り切り、心穏やかに出産へ臨みましょう。
妊娠中の浮気で請求できる慰謝料はどのくらい?
不貞行為の慰謝料算定において、妊娠中の浮気は妻への精神的負担が極めて大きいことから、増額事由として考慮されるのが一般的です。
裁判所も、妻が妊娠中であることを知りながら関係を持った夫の行為に対し、悪質性が高いと判断する傾向にあります。具体的な請求額は、浮気が原因で離婚に至るか、あるいは関係を修復するかによって大きく変動します。
| 状況 | 慰謝料の相場(目安) |
|---|---|
| 浮気が原因で離婚する場合 | 100万〜300万円程度 |
| 離婚しない場合 | 50万円~100万円程度 |
これらはあくまで一般的な目安であり、実際の請求額は個別の事情を総合的に考慮して決定されます。
特に妊娠中の事案では、妻が受けた精神的ショックの大きさが重視され、相場よりも高い金額で和解が成立することも珍しくありません。



慰謝料額は不貞期間の長さや回数によっても左右されるため、ご自身の状況における適正な金額を把握するには、弁護士への相談が有効です。
関連記事:離婚の慰謝料の相場はどのくらい?離婚の原因別の金額や請求手順を弁護士が解説
妊娠中の浮気で慰謝料請求するときによくある失敗ケース
妊娠中に夫の浮気が発覚した際、ホルモンバランスの影響や精神的なショックから、冷静な判断を下すことが難しくなる場面が多々あります。しかし、感情のままに行動してしまうと、本来得られるはずの正当な慰謝料を受け取れなくなるだけでなく、法的にも不利な立場に追い込まれかねません。
慰謝料請求において、当事者だけで解決しようとして陥りやすい失敗行動と、それに伴う法的リスクは以下の通りです。
| よくある失敗行動 | 想定されるリスク・不利益 |
|---|---|
| 証拠確保前に問い詰める | 夫が警戒してデータを消去したり、相手と口裏を合わせて証拠隠滅を図ったりする |
| 違法な手段での証拠収集 | 無断でのスマホ解析や監視アプリの導入など、違法な手段での証拠収集は不正アクセス禁止法違反、プライバシー侵害、場合によっては刑事・民事責任を問われるおそれがある |
| 口約束のみでの和解 | 合意書を作成しない場合、後から支払いを拒否されても約束の内容を証明できない |
| SNS等での晒し行為 | 感情的な投稿は名誉毀損やプライバシー侵害に該当し、逆に損害賠償を請求され得る |
特に、証拠が不十分な段階での追及や、法的に問題のある手段での調査は、取り返しのつかない事態を招く要因となります。



一度失った証拠や有利な状況を取り戻すことは容易ではないため、具体的な行動を起こす前には慎重に判断しましょう。
関連記事:慰謝料請求でやってはいけないこととは?脅迫罪にあたるケースや不利にならない方法を弁護士が解説
妊娠中の浮気で慰謝料請求するときの手順
不貞行為の慰謝料請求により、しかるべき賠償を得るためには、適切な手順を踏むことが不可欠です。感情のままに相手を問い詰めると、証拠を隠滅されたり、交渉が感情的な水掛け論に終始したりするリスクがあります。
基本的には、水面下での証拠収集から始め、段階を追って法的な手続きへと移行します。一般的な請求の流れは以下の通りです。
| 手順 | 具体的なアクション |
|---|---|
| 1. 証拠の確保 | 肉体関係を推認できる写真、LINEの履歴、領収書などを収集・保管する |
| 2. 相手の特定 | 請求対象となる不倫相手の氏名や住所を把握する(弁護士照会も有効) |
| 3. 交渉(示談) | 内容証明郵便を送付して請求し、金額や支払条件について協議する |
| 4. 調停 | 示談が決裂した場合、裁判所で調停委員を介して合意形成を図る |
| 5. 訴訟(裁判) | 調停も不成立の場合、訴訟を提起して裁判官による判決を求める |
交渉が難航して調停や訴訟へ発展すると、解決までに数ヶ月から1年以上の期間を要するケースも珍しくありません。



妊娠中の心身には大きな負担となるため、ご自身での対応が難しいと感じる場合は、弁護士に代理交渉を依頼し、ストレスを最小限に抑える選択も検討しましょう。
関連記事:慰謝料請求は自分でできる?手続きの流れや弁護士なしで進めるリスクを解説【弁護士監修】
妊娠中に浮気された後の選択肢と注意点
浮気が発覚した後、関係を修復するのか、あるいは離婚へと踏み切るのか、その選択は今後の人生を左右する重大な決断です。どちらの道を選ぶにしても、感情だけで動くのではなく、法的な権利関係や経済的な見通しを踏まえた冷静な判断が求められます。
ここでは、それぞれの選択肢において留意すべき法的ポイントを解説します。
関係の再構築を目指す場合
生まれてくる子どものために父親が必要だと考え、再構築を選択する夫婦も少なくありません。しかし、単に相手を許して元の生活に戻るだけでは、問題の根本解決にならず、再び同じ過ちが繰り返されるリスクが残ります。
真の関係修復を図るには、口頭での謝罪に留まらず、法的な枠組みを用いた再発防止策を講じることが不可欠です。具体的には、以下の措置を通じて、夫婦間のルールを再定義することをおすすめします。
| 措置を講じる項目 | 内容 |
|---|---|
| 誓約書の作成 | 不貞の事実を認めさせ、再発時の違約金や、離婚時の親権者指定に関する合意事項を公正証書で定める |
| 関係の清算 | 不倫相手への慰謝料請求を行い、接触禁止条項を盛り込んだ示談書を取り交わす |
| 生活環境の改善 | 相互の同意に基づく位置情報の共有や、家計管理の見直しなど、生活の透明性を高めるルールを作る |
これらの取り決めは、相手に事の重大さを認識させる効果があります。また、感情的なしこりを解消するために、第三者を交えた夫婦カウンセリングを利用するのも一つの手段といえるでしょう。
離婚する場合
信頼関係が修復不可能なほど破壊された場合、離婚は母子の未来を守るための前向きな選択となり得ます。
ただし妊娠中の離婚は、通常のケースと比較して検討すべき事項が多く、特に経済的な基盤の確保は最優先課題です。出産前後は就労が制限されるため、十分な養育費や財産分与を確保できなければ、生活が立ち行かなくなるリスクがあるからです。
後々のトラブルを防ぐためにも、以下の項目については必ず書面(公正証書)で合意形成を図りましょう。
| 項目 | 取り決めるべき内容 |
|---|---|
| 親権・監護権 | 出産後の養育環境を考慮し、どちらが親権を持つかを協議で確定させる |
| 養育費 | 支払期間や月額に加え、進学時や病気・怪我などの特別出費の分担も定める |
| 財産分与 | 婚姻期間中に形成した資産(預金・不動産等)の精算と、出産費用の負担を協議する |
なお、婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定されます(民法772条)。離婚後300日以内に出生した子も同様です。ただし、離婚前後の出生時期により、戸籍の届出手続きや親権者の決定方法が異なる場合があります。



妊娠中の妻が一人で夫と交渉するのは精神的負担が大きいため、弁護士を代理人に立て、適切な条件での離婚成立を目指すことを推奨します。
関連記事:不倫の交渉はどうやって進める?流れや合意書の書き方を解説【弁護士監修】
妊娠中の浮気トラブルに関するよくある質問
妊娠中に夫が浮気する理由は?
妊娠中は夫婦の生活リズムや心理状態が変わり、夫が身勝手な行動に走るケースもあります。また、つわりの妻への対応に疲れ、安らぎを求めてしまうケースもあります。
背景事情はさまざまですが、理由の有無にかかわらず不貞行為が正当化されることはありません。
どんな理由があろうと、妊娠中の妻を裏切る行為は、夫婦の信頼を損なう許されない裏切り行為です。
未婚でも、妊娠中の浮気で慰謝料請求できますか?
未婚でも婚約や内縁関係(事実婚)が成立していれば請求可能です。妊娠の事実は、二人が将来を見据えた関係だったことを示す重要な証拠となります。
単なる恋人同士では難しいですが、プロポーズ済みや同居期間が長いなどの事情があれば、婚約破棄や不当破棄として責任を問える可能性があります。
自身が法的保護の対象になるかを、専門家に確認しましょう。
妊娠中の浮気で中絶することになったらどうなりますか?
夫の浮気が原因で離婚し、経済的・精神的理由から中絶を余儀なくされた場合、その苦痛に対する慰謝料請求が認められる可能性があります。中絶は母体への負担が大きく、原因を作った夫の責任は重大だからです。
ただし、因果関係の立証など法的なハードルは高いため、医療記録や経緯を整理した上で弁護士に相談し、慎重に主張を組み立てる必要があります。
まとめ|妊娠中に浮気がわかったら、一人で抱え込まず弁護士に相談しよう
妊娠中の浮気発覚は、人生で最も幸せであるべき時期を奪われる許しがたい出来事です。「これからどうやって子供を育てていけばいいのか」と不安に押しつぶされそうになるのは当然のことです。
まずは母子の健康を最優先にし、無理な行動は控えてください。その上で、夫に気づかれないよう冷静に証拠を集めることが重要です。
妊娠中の不貞行為は悪質性が高く、慰謝料の増額も期待できるため、離婚する・しないに関わらず、必ず法的な効力を持つ書面での取り決めを行いましょう。



法的な交渉や夫とのやり取りは、プロである弁護士に任せることができます。
弁護士法人アクロピースでは、浮気・不倫の慰謝料請求に関する豊富な解決実績がございます。
特にデリケートな妊娠中のトラブルについては、女性側の事情に配慮した丁寧なサポートを心がけています。
初回60分の無料相談にて、今後の見通しや具体的なアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
\ 初回60分無料!/
【無料相談受付中】365日対









