【アクロピース解決事例集・相続放棄】複数世代にまたがる相続放棄を適切に行い、多額の債務を回避した事案

相続放棄
被相続人 | Aさん |
依頼人 | Bさん、Cさん(Dさん、Eさん) |
遺言 | なし |
相続人 | Bさん・Cさん→Dさん・Eさん |
相続財産 | 多額の借金 |

ご相談内容―自分たちが相続放棄すると?
Aさんが亡くなり、多額の債務があることが判明しました。
第一順位の相続人であるBさん・Cさんは、相続放棄を検討されていましたが第二順位の相続人である祖父母Dさん・Eさんもご存命であり、自分たちが放棄するとどうなるか心配とのことで、弊所にご相談に来られました。
結果
相続放棄を二世代で適切に行い、債務の承継を回避できました。
法律的な問題点
- Aさんの負債の相続リスク
- 子であるBさん・Cさんが相続放棄した場合、祖父母Dさん・Eさんが相続人になること
- 債権者からの相続人に対する請求対応
弁護士の対応・サポート内容
相続放棄の準備
Bさん・Cさんからのご依頼を受け、まずは相続放棄に必要な戸籍等の書類収集を開始しました。
相続放棄申述書の作成
書類が整った後、家庭裁判所に提出するための相続放棄申述書を作成しました。
債権者対応
相続放棄の書類準備中、債権者から4〜5回連絡がありましたが、相続放棄を予定している旨を丁寧に説明したところ、その後は連絡がなくなりました。
祖父母の相続放棄手続
Bさん・Cさんの相続放棄が無事に受理された後、続けてDさん・Eさんの相続放棄の手続きを行い、こちらも問題なく終了しました。
解決のポイント
相続放棄の順序や債権者からの請求に対する誠実な対応を徹底することで、不要なトラブルを防ぎ、全ての関係者がスムーズに相続放棄を完了できました。相続人が複数世代にまたがるケースでは、事前に放棄の影響を見通した対応が非常に重要です。
弁護士からのコメント
相続放棄は、債務の承継を回避する有効な手段ですが放棄の順番や次順位相続人の確認、債権者対応まで一つひとつを丁寧に行う必要があります。
今回のように、放棄が複数世代にまたがるケースでは、専門的な判断が求められるため、早めの相談をおすすめします。

\ 7000件以上の相談実績!/
※掲載している解決事例は、実際に弁護士法人アクロピースが取り扱った案件をもとに作成しておりますが、プライバシーに配慮し、内容の一部を変更・編集しております。
ご相談内容や解決結果は案件ごとに異なりますので、詳細はぜひ個別相談にてお話しください。