相続の土地評価で争いになったらどうすればいい?トラブルの解決法を弁護士が解説

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弁護士法人アクロピース代表弁護士(弁護士・税理士)

 

所属団体
東京弁護士会:登録番号48554
東京税理士会:登録番号155401

相続分野を重点的に扱い、これまで累計7,000件以上の相続相談に対応してきました。遺産分割や遺留分、不動産を含む相続トラブルから、生前対策・遺言書作成まで幅広く経験しています。
「誰が何と言おうと依頼者の味方である」ことを信念に、スピードと実行力を重視した対応を心がけています。

「相続した実家の土地評価額が、兄の主張と私とで倍以上も違う」
「納得できない低い評価額を押し付けられ、損をしてしまいそうだ」

このような土地の評価をめぐるトラブルは、相続問題でよくあるケースです。現金とは異なり、土地には「唯一の正解価格」が存在しないため、評価方法次第で金額が数百万、数千万円単位で変動します。

この記事では、土地評価で争いが起きる原因や典型的なパターン、そして損をせずに解決するための具体的な手順を弁護士が解説します。

適正な評価額を知り、納得のいく遺産分割を実現するための手引きとしてご活用ください。

記事の要点・結論

争いの原因は「一物四価」:土地には4つの価格が存在する。土地をもらう側は安く(路線価)、現金を貰う側は高く(実勢価格)評価したいため、互いに有利な基準を主張し合い対立が起きる。

遺産分割の原則は「時価」:公平な相続の基準となるのは、原則として「実勢価格(時価)」である。税金計算用の「路線価」は時価の8割程度のため、これを基準にすると代償金を受け取る側が損をする。

解決への具体的手順:水掛け論を避けるため、「評価基準(いつの・どの価格か)の合意」→「複数社の査定の平均値」→「不動産鑑定士による鑑定」の順で客観性を高めていく。

コスト意識を持つ:徹底抗戦が正解とは限らない。評価額を上げるためにかかる弁護士費用や鑑定費用が、獲得できる増額分を上回ってしまわないか、冷静な試算が必要。

膠着したら第三者に相談:当事者間の話し合いで評価額の差が埋まらない場合、感情的な対立が悪化する前に、弁護士を代理人に立てるか、家庭裁判所の調停を利用して解決を図る。

土地の評価額が少し変わるだけでも、あなたの受け取る相続分が数百万円単位で増減することもあります。

弁護士法人アクロピース」は、依頼者様の利益を最大化するための適正な評価額を算出し、粘り強く交渉します。安易に合意する前に、初回60分無料相談で本来得られるべき金額をご確認ください。

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目次

なぜ相続の土地評価で争いが起きるのか?

相続において土地の評価額が争いの火種となる最大の要因は、土地には一つの絶対的な価格が存在せず、目的ごとに異なる「一物四価」という複数の指標が併存している点にあります。

預貯金とは異なり、土地は採用する評価基準によって算出される金額に数千万円もの開きが生じるケースも珍しくありません。

土地を現物で取得する相続人は、代償金の支払いを抑えるために、低い評価額である「路線価」などを主張する傾向にあります。一方、金銭での分配を求める相続人は、自身の受取額を最大化するため、実勢価格に近い高い評価額を求めるのが通例です。

この互いの利益が衝突する構造こそが、トラブルを招く根本原因といえます。

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立場主張したい価格理由
土地を取得する人低い価格(路線価など)代償金を他の相続人に支払う額を安く抑えたい
現金を求める人高い価格(実勢価格)自分の相続分として受け取る現金を多くしたい

各相続人が自己の利益に基づいた正しい価格を主張し合うため、当事者間での合意形成は容易ではありません。相続における土地評価トラブルの解決には、この構造的な対立を理解した上で、客観的な基準を設けるプロセスが不可欠です。

関連記事:不動産相続のよくあるトラブル例10選|揉める原因と解決方法・注意点を解説

弁護士 佐々木一夫

監修者コメント
「一物四価」の指標ごとに有利な価格が異なることが争いの原因です。特に、本来原則とすべき「時価」ではなく「路線価」を鵜呑みにし、数百万円単位で損をするケースが後を絶ちません。

相続時の土地評価額の調べ方|固定資産税・路線価・実勢価格の確認手順 

適正な遺産分割を行うには、まず手元の資料や公的なデータを用いて、概算の評価額を把握することが出発点です。確認すべき3つの価格と具体的な手順は以下の通りです。

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評価額の種類確認方法ポイント
固定資産税評価額課税明細書の確認毎年4月~6月頃に役所から届く通知書の「価格」欄を見る
路線価(相続税評価額)路線価図の閲覧国税庁HPで前面道路の価格を確認し計算する
実勢価格(時価)不動産会社の査定複数の会社に依頼し市場価格の相場を知る

これらの価格はそれぞれ用途が異なります。特に路線価は、単純な「前面道路の価格×地積」ではなく、奥行きや形状に応じた「補正率」を掛け合わせて算出するため、正確な計算には専門的な知識が必要です。

まず、最も手軽なのは固定資産税評価額で、課税明細書を見るだけで確認できる点が特徴です。しかし、実際の遺産分割協議において基準とすべきなのは、市場価値を反映した「実勢価格」です。

弁護士 佐々木一夫

路線価や固定資産税評価額はあくまで公的な目安に過ぎません。公平な遺産分割を目指すなら、不動産会社の査定等を利用して実勢価格を把握することをおすすめします。

相続問題で迷った際の
お役立ちガイド

相続における不公平や相続関係者のトラブルでお悩みの方は、
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相続における土地の正しい評価方法とは?

前述した争いを避けるため、遺産分割協議における土地の評価は基本的に「実勢価格(時価)」を基準にします。他の3つの価格(公示地価・路線価・固定資産税評価額)はあくまで国や自治体が税金等の計算のために便宜上定めた政策的な価格に過ぎないからです。

実際の市場価値(いくらで売れるか)を示すのは実勢価格のみであり、公平な遺産分割にはこの価格を用いることになります。

それぞれの価格が持つ意味と用途は以下のとおりです。

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名称概要水準の目安主な用途
実勢価格(時価)実際に市場で売買される価格100%遺産分割協議
公示地価国が定めた土地の標準価格実勢価格との関係は市況により変動一般的な土地取引の指標
相続税評価額(路線価)相続税計算のために国が定めた価格公示地価の80%程度
相続税の申告・計算
固定資産税評価額固定資産税の基準となる価格公示地価の70%程度固定資産税・登録免許税
参照:国税庁|令和7年分の路線価等について
総務省|地方税制度|固定資産税の概要
弁護士 佐々木一夫

公平性を保つためには、政策的な価格と実際の価値の違いを正しく理解することが大切です。

関連記事:遺産分割の不動産評価の基準時は?重要な4つの評価方法を紹介

相続・遺産分割における不動産評価額の決め方 

遺産分割において不動産の評価額を決定する際、相続人全員の合意があれば評価方法は自由に選択できます。

ただし、家庭裁判所の調停や審判では「遺産分割時の時価(実勢価格)」を基準とするのが実務上の原則です。これは交換価値(いくらで売れるか)を基準にすることで、相続人間の実質的な公平を保つという考え方に基づいています。

一方、実務の現場では、相続人全員の合意のもとで相続税評価額(路線価)を使用するケースも少なくありません。もっとも、路線価は時価の約8割を目安に設定されているため、そのまま遺産分割に用いると、以下のような価値の差異が生じます。

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評価基準価格水準遺産分割への影響
実勢価格(時価)100%本来の価値に基づいた公平な分割が可能
相続税評価額(路線価)約80%土地を取得する側が得をし、代償金をもらう側が損をする

たとえば1億円の価値がある土地を路線価(8,000万円)で評価すると、土地をもらう人は実質2,000万円も安く手に入れることになります。 その結果、代償金を受け取る側の取り分が大幅に目減りしてしまうのです。 

弁護士 佐々木一夫

後々のトラブルや損失を防ぐためにも、安易な路線価での合意は避け、実勢価格をベースに議論を進めるべきです。

相続における土地評価で争いが起こる4つの典型ケース

相続における土地評価のトラブルは、個別の事情こそあれ、対立の構造自体はいくつかの典型的なパターンに分類されます。

ご自身の状況がどのケースに当てはまるかを確認し、問題の本質を捉えることが解決への第一歩です。

不動産を取得したい相続人と現金を求める相続人が対立するケース

最も頻発するのが、不動産を現物で取得する相続人と、代償金(現金)を求める相続人の利益が相反するケースです。

不動産を取得する側は代償金の支払いを抑えるために低い評価額を望み、現金を求める側は自身の取り分を増やすために高い評価額を主張するため、必然的に対立が生じます。

このような土地評価をめぐる対立は、専門家の介入により適正な評価と公平な解決が可能です。 実際に当事務所でも、不動産の評価額について相続人間で意見が対立したケースを解決した実績があります。詳細は以下のページをご覧ください。

解決事例:【アクロピース解決事例集・遺産分割交渉】関係が悪化した相続人との交渉により、不動産の単独取得を実現したケース

路線価(相続税評価額)と実勢価格(時価)の乖離が大きいケース

都市部や地価上昇局面にあるエリアでは、公的な「路線価」と実際の「実勢価格」の乖離が争いの火種となります。

路線価は地価公示価格の約8割を目安に設定されていますが、人気エリアでは実勢価格が路線価の1.5倍〜2倍に達することも珍しくありません。

この乖離を無視して路線価ベースで遺産分割を行うと、実質的な資産価値において数千万円単位の不公平が生じることになります。

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評価基準特徴遺産分割への影響
路線価市場価格の約80%代償金を受け取る側が損をする
実勢価格実際の取引価格公平な分割が可能
参照:国税庁|令和7年分の路線価等について

路線価はあくまで税金計算の基準であり、遺産分割においては実勢価格での評価を行わない限り、公平性は保てません。

不整形地や無道路地など土地の個別事情で見解が割れるケース

土地の形状や接道状況といった個別事情も、評価額を巡る意見対立の温床です。

「形が悪い」「道路に接していない」といったマイナス要因(減価要因)をどの程度価格に反映させるかについて、相続人それぞれの主観が入るため、見解が分かれます。

評価減の対象となりやすい土地は以下の通りです。

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区分定義
不整形地形がいびつで利用効率が悪い土地
無道路地建築基準法上の道路に接しておらず再建築ができない土地
地積規模の大きな宅地三大都市圏では500㎡以上、それ以外の地域では1,000㎡以上の一定の宅地
※平成30年1月1日以後の相続・贈与に適用。それ以前は「広大地の評価」制度が適用
参照:国税庁|No.4609 地積規模の大きな宅地の評価

これらの土地は、一般的な評価基準よりも大幅な減額が必要となるケースが多く、その「減額幅」の妥当性が争点となります。

複数の不動産会社による査定額に大幅なばらつきがあるケース

実勢価格の目安として取得した不動産会社の「無料査定書」の金額差が原因となるケースもあります。

査定額はあくまで売り出し提案価格であり、会社の方針や営業戦略によって数百万、時には一千万円以上の差が生じることもあります。

互いに自分に有利な査定書(高い査定、または低い査定)を提示し合うかたちになっては、収拾がつきません。

弁護士 佐々木一夫

査定書はあくまで参考資料に留め、確定的な時価ではないという前提で協議に臨む姿勢が不可欠です。

関連記事:遺産相続トラブルになりやすいケースとは?実例と対処法を弁護士が紹介

相続の土地評価で争いを解決する方法【4ステップ】

土地の評価額を巡る争いを解決し、円滑な遺産分割を実現するには、当事者間の合意形成から第三者の介入へと段階的に手続きを進める必要があります。

感情的な対立を避け、客観性を高めながら解決へと導くための具体的な手順は以下の通りです。

STEP

評価方法(いつ、どの基準を使うか)の合意をとる

まず、具体的な金額の議論に入る前に、評価の前提ルールを確定させることが先決です。いきなり金額を提示し合うと、互いに自分に都合の良い数字を出し合い、水掛け論になるのを防ぐためです。

具体的には、以下の2点について合意形成を図ります。

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項目詳細
基準時いつの時点の価格を採用するか(原則は「遺産分割時」)
評価方法どの指標を用いるか(原則は「実勢価格」)

実務上は、「遺産分割時の実勢価格」を基準にすることが、最も公平で法的にも推奨される解決策です。

この前提が崩れると後の計算がすべて無駄になるため、慎重にすり合わせを行いましょう。

STEP

簡易査定(無料査定)を複数取得して平均値を出す

次に、実勢価格の概算を把握するために、複数の不動産会社へ簡易査定(無料査定)を依頼します。

1社だけの査定では、その会社の営業方針や得意分野によって価格に偏りが生じるリスクがあるためです。

客観的な数値を得るために、以下のように進めるのが効果的です。

不動産会社へ簡易査定(無料査定)の依頼ポイント
  • 大手と地元密着型を織り交ぜて3社程度に依頼する
  • 突出して高い・低い査定額は除外する
  • 残った査定額の平均値を「評価額」とするルールを決める

この段階で算出された平均値を基に話し合いがまとまれば、費用も時間も最小限に抑えられます。

まずはコストのかからない方法で、客観的な市場価格の相場観を共有しましょう。

STEP

不動産鑑定士による鑑定評価を行う

簡易査定の結果でも合意に至らず、評価額の乖離が埋まらない場合は、国家資格者である不動産鑑定士に鑑定を依頼する段階へと移行します。

不動産鑑定評価書は、国家資格者である不動産鑑定士による専門的な意見書として、裁判所や相続人間の協議において高い証拠価値が認められるものです。ただし、法的に当事者を拘束するものではなく、最終的には相続人間の合意または裁判所の判断によります

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項目不動産会社の査定不動産鑑定士の鑑定
費用無料有料(数十万円〜)
証拠能力低い(あくまで参考)高い(裁判で通用する)
目的売却価格の予想適正価格の証明

鑑定費用は安くありませんが、数千万円単位の争いがある場合には、コストをかけてでも正確な価格を出すメリットがあります。

鑑定結果に従うという事前の合意があれば、ここで紛争を終結させることが可能です。

STEP

遺産分割調停で裁判所の判断を仰ぐ

最後に、当事者間の話し合いや鑑定評価でも解決しない場合は、家庭裁判所へ「遺産分割調停」を申し立てます。

調停では、裁判官や調停委員といった第三者が介入し、法的な観点から調整を行うため、当事者同士の直接交渉は不要です。

調停が不成立となった場合は「審判」へ移行し、裁判官が結論を下す流れになります。

弁護士 佐々木一夫

早期解決のためには、STEP3までの段階で弁護士を代理人に立て、法的根拠に基づいた交渉をまとめるのが賢明です。

相続問題で迷った際の
お役立ちガイド

相続における不公平や相続関係者のトラブルでお悩みの方は、
ぜひ弁護士法人アクロピースにご相談ください。
まずは初回60分の無料相談をご利用ください。

相続における土地評価の争いで損しないためのポイント

土地評価額を巡る争いで最も避けるべきは、感情的な対立や戦略の欠如によって、本来得られるはずの正当な利益を失ってしまうことです。

ただ漫然と自身の希望額を主張するだけでは、交渉で足元をすくわれかねません。損をせず、納得のいく結果を引き寄せるためには、客観的な証拠の収集と、専門家の適切な活用が鍵となります。

本章では、交渉を有利に進めるために不可欠な3つのポイントを解説します。

客観的な裏付けとなる「周辺の成約事例」や「類似データ」を収集する

「この土地はもっと高いはずだ」といった主観的な主張だけでは、他の相続人を説得することは困難です。

交渉の場において強力な武器となるのは、誰もが認めざるを得ない客観的なデータです。具体的には、以下のような第三者が作成した公的な資料を収集しましょう。

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資料の種類詳細
周辺の成約事例近隣で実際に売買された価格データ
公示地価・基準地価国や都道府県が公表している標準的な価格
不動産会社の査定書複数の会社が算出した市場価格の目安

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」を活用すれば、誰でも過去の不動産取引価格を検索することが可能です。これらの公的なデータを提示することで、自身の主張に正当性を持たせ、相手方の安易な反論を封じることが期待できます。

交渉代理は弁護士、価格証明は鑑定士と専門家の役割を使い分ける

次に、専門家への相談を検討する際は、それぞれの得意分野を理解し、目的に応じて依頼先を使い分けることが重要です。誰に何を頼むかを誤ると、問題解決が遠のくだけでなく、無駄なコストが発生しかねません。

各専門家の役割と依頼すべき業務は以下の通りです。

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専門家得意分野依頼すべきこと
弁護士法的交渉・代理人業務相続人との交渉、遺産分割協議書の作成、調停対応
不動産鑑定士正確な価格の算出不動産鑑定評価書の作成、適正価格の証明
税理士税務申告相続税の計算、節税対策のアドバイス

相手との交渉自体を任せたいなら弁護士に、正確な価格の証明だけが必要なら不動産鑑定士に依頼するのが鉄則です。また、弁護士であれば、必要に応じて他の専門家と連携し、チームとして解決にあたることも可能です。

アクロピースの料金プランを見る

争いが長期化した場合の「弁護士費用」と「獲得金額」を冷静に試算する

最後に、徹底的に争うことが経済的に合理的かどうか、冷静な損益計算を忘れないようにしましょう。仮に評価額を吊り上げることに成功しても、それを上回る弁護士費用や鑑定費用がかかってしまっては、手元に残る資産は減ってしまいます。

争うべきかどうかの判断基準は以下のとおりです。

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判断基準チェックポイント
見込み獲得額評価額アップによって増える相続分はいくらか?
予想コスト弁護士費用(着手金・報酬金)や鑑定費用はいくらか?
時間的コスト解決までにかかる期間(半年〜数年)を許容できるか?
弁護士 佐々木一夫

感情に任せて争うのではなく、事前に弁護士へ相談し、見込み回収額とコストのバランスをシミュレーションした上で、最適な着地点を探りましょう。

相続の土地評価の争いに関するよくある質問

固定資産税から相続評価額を計算する方法は?

固定資産税評価額から、おおよその実勢価格(時価)を逆算することは可能です。

固定資産税評価額は、総務省の評価基準により地価公示価格等の概ね70%を目途として設定されており、「固定資産税評価額 ÷ 0.7」という計算式で概算額を算出できます。

ただし、評価替えは3年に1度であり、市況変動により実勢価格との乖離が生じることがあります。「固定資産税評価額÷0.7」で算出される数値は、実際の時価を正確に示すものではありませんが、遺産分割交渉の初期段階における目安にしてください。

相続した土地の評価額はどうやって確認するのですか?

相続した土地の評価額の確認方法は、主に以下3つです。

相続した土地の評価額の確認方法
  • 毎年4月~6月に役所から届く「固定資産税課税明細書」の記載を見る
  • 国税庁サイトの「路線価図」で前面道路の価格を調べる
  • 不動産会社に査定を依頼して市場での売却予想価格を知る

公的な評価額を知りたいのか、売却価格を知りたいのかで使い分けましょう。

相続するなら、土地と現金どちらがいいでしょうか?

トラブル回避を最優先するなら現金がおすすめです。

土地は活用益や値上がりが期待できる反面、維持費がかかり、分割が難しいため親族間トラブルの原因になりがちです。対して現金は、1円単位できれいに分割でき、維持費もかかりません。

「どうしても土地を守りたい」という事情がない限り、公平な分割が容易な現金を希望する方が無難です。 

まとめ|納得のいく相続のためにも「正しい土地評価の方法」を理解しよう

相続における土地評価の争いは、評価基準の曖昧さと、各相続人の利害対立によって起こります。土地の評価額で親族と揉めてしまうと、精神的な負担も大きく、解決まで数年かかることも稀ではありません。

当事者同士での話し合いが難しい、あるいは相手から不当な評価額を提示されていると感じたら、早めに弁護士へ相談することをおすすめします。

弁護士 佐々木一夫

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丁寧にお話をお伺いします。
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