相続に強い弁護士とは?費用や失敗しない選び方を解説【弁護士監修】

「相続に強い弁護士はどうやって探せばいい?」「費用が高額になりそうで不安……」と悩んでいませんか。

弁護士によって得意分野や領域が異なるケースもあり、どうやって探せばいいのかわからない人も多いかもしれません。

相続問題を相談するなら、過去に相続関連の実績が豊富で、親身に寄り添ってもらえる弁護士を探しましょう。また、相続には税務や不動産などさまざまな専門性が必要になるため、他士業と連携が取れている弁護士を選ぶのもおすすめです。

本記事では、相続に強い弁護士の特徴や選び方、費用相場、相談の流れを解説します。

相続に強い弁護士をお探しなら、相談数7000件、特に相続の実績豊富な弁護士法人アクロピースにご相談ください

相続問題の解決には「交渉力」と「専門知識」が非常に重要です。弁護士法人アクロピースには、相続問題の解決実績が豊富な弁護士が複数在籍しています。複雑な法律問題を分かりやすくご説明し、あなたの正当な権利を守るため、粘り強く交渉いたします。

また、「素早い対応が良かった」「重要な事や分からない事は電話対応で親切に説明してくれた」など専門知識以外のところでもご評価いただいています。

相続に強い弁護士をお探しなら、ぜひ弁護士法人アクロピースにご相談ください。

相続に強い弁護士が複数在籍しており、税理士や司法書士など他士業との連携でスムーズな対応が強みです。

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目次

相続問題に悩んだとき最初に弁護士に相談すべき理由

相続という人生の転機に直面したとき、多くの方が「まず誰に相談すればいいのか」という問いに突き当たります。税務の専門家である税理士、登記のプロである司法書士など、様々な専門家の顔が思い浮かぶことでしょう。

しかし、もし複雑な相続の道のりで迷子になりたくないのであれば、最初の相談相手として弁護士を選ぶことが極めて賢明な選択となります。

その理由は、以下のような弁護士が持つ役割の独自性にあります。

それぞれ詳細を解説します。

「代理人」として他の相続人と交渉し法的なやり取りを行えるのは弁護士だけ

相続問題が複雑化する最大の要因は、法律の問題と感情の問題が複雑に絡み合う点にあります。

他の専門家が特定の「手続き」を代行するプロである一方、弁護士は「代理人」として、交渉の最前線に立つことができる唯一の国家資格者です。

これは、弁護士法によって定められた、弁護士だけが持つ強力な権限です。

弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。 

(出典:e-Gov法令検索「弁護士法 第七十二条」

将来の紛争を予防し円満な解決を目指せる

弁護士の役割は、起きてしまった争いを解決するだけではありません。むしろ、将来起こりうる紛争の火種を摘み取り、法的に盤石な合意を形成することにこそ、その専門性が光ります。

相続における「円満な解決」とは、単に喧嘩をしないことではありません。故人の遺志を尊重し、残された家族が新たな関係を築くための礎を築く、未来志向のプロセスです。

弁護士は、そのプロセスを法的な観点から設計し、全員が納得した合意内容を「遺産分割協議書」という法的に有効な形で固定します

この書面があることで、「言った、言わない」という後日のトラブルを完全に防ぎ、一度成立した合意が覆されるリスクをなくします。

税理士・司法書士との連携で、ワンストップ解決が期待できる

相続手続きは、不動産の名義変更(相続登記)や相続税の申告など、多岐にわたる専門知識を要します。これらはそれぞれ、司法書士、税理士の専門領域です。

相続問題に精通した弁護士は、信頼できる司法書士や税理士との強固なネットワークを持っています

弁護士に相談することで、全体の状況を診断し、どのタイミングで、どの専門家が必要になるかを的確に判断し、スムーズに引き継いでくれます。

依頼者は、問題ごとに専門家を探し回る必要がありません。弁護士という一つの窓口が、複雑な相続手続きの全体を俯瞰し、最適な進行管理を行ってくれるのです。

なぜ相続問題は「相続に強い」弁護士を選ぶ必要があるのか

弁護士であれば誰でも良い、という訳ではないのが相続問題の難しいところです。医師に専門分野があるように、弁護士の世界も専門性が細分化されています。

「相続に強い」弁護士を選ぶべき本質的な理由を掘り下げて解説します。

相続問題の解決には民法の知識だけでは不十分

相続問題をきちんと解決するには、法律の知識だけでは足りません。なぜなら、不動産の価値の決め方や、税金の計算方法など、様々な分野のルールが複雑に関係してくるからです。

「相続に強い」弁護士の本当の強みは、単に法律に詳しいことではありません。

数多くの経験を通して、不動産や税金といった関連知識をどう組み合わせれば、ご依頼者様にとって最も良い結果になるかを知っている点にあります。

問題全体をしっかり見通し、マニュアル通りではない、あなたにピッタリの解決方法を提案してくれるのが、本当の専門家です。

交渉の「勘所」と「解決の選択肢」の多さが違う

相続の話し合いは、ただ法律のルール通りに進めれば良い、というものではありません。ご親族の気持ちを考えることも、とても大切です。

経験豊富な弁護士は、たくさんの話し合いをまとめてきた経験から、交渉をうまくまとめるコツを知っています。どうすれば相手が納得しやすいか、どんな提案が反発を招くか、といったポイントを心得ているのです

また、解決方法も一つだけではありません。例えば「不動産は長男が相続し、その代わりにお金を他の兄弟に支払う」といったように、ご家族の状況に合わせた色々な解決策を提案してくれます。

決まったやり方を押し付けるのではなく、ご家族にとって一番良い方法を一緒に考えてくれるのが、経験豊富な専門家です。

無駄なく迅速に手続きを進めることができる

相続問題が長引くと、時間も費用もかかる上、なにより精神的にとても疲れてしまいます。ご親族との関係がギクシャクしてしまうことも少なくありません。

相続を専門とする弁護士は、手続きの全体像と手順をすべて把握しています。そのため、次に何をすべきかが明確で、無駄なくスピーディーに手続きを進めることができます。

早く解決できるということは、悩み続ける時間から一日も早く解放されるということです。穏やかな日常に早く戻るためにも、手続きに慣れた専門家に任せることが大切です。

相続に強い弁護士の特徴4選

「最高裁判所事務総局」のデータによると、令和5年の遺産分割事件数は、全国で13,872件もあります。

出典:最高裁判所事務総局|令和5年司法統計年報3家事編

相続に関するトラブルは非常に難しい問題であり、家庭内の話し合いだけでは解決できないことも非常に多いのが実態です。

相続問題をスムーズに解決するには、信頼できる弁護士選びが重要です。相続に強い弁護士の特徴は以下の4つです。

相続問題を弁護士に依頼する際は、本章の内容を参考にしてください。

相続案件の実績が豊富

相続は法律分野の中でも複雑で感情的な要素が絡むため、豊富な実績がある弁護士を選びましょう。

弁護士がより多くの相続案件に携わってきた経験があれば、さまざまなケースに応じた柔軟な対応をしてくれるはずです。

相続問題で実績が豊富な弁護士は、多様なケースへの対応力が違います。不動産、遺留分、使い込みなど、一つとして同じでない複雑な案件の経験から、あなたの状況に最適な解決策を導き出せます。

また、実績豊富な弁護士であれば、想定外のトラブルにも適切に対処してもらいやすいのも安心できるポイントです。

弁護士探しの際は、相続問題の対応実績数や内容を事前に確認しておきましょう。

弁護士法人アクロピースがこれまで相談を受けてきた件数は7000件以上。中でも相続には力を入れています。そのため、兄弟での相続問題、親からの相続放棄、遺言書作成など幅広い相続問題に対応が可能です。

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相談者に寄り添った丁寧な対応ができる

相続問題は親族との争いや精神的なストレスが大きくなりやすいものです。そのため、依頼者の気持ちに寄り添い、丁寧に状況を聞き取ってくれる弁護士を選ぶことが重要です。

具体的には以下の確認が必要になります。

1.話をじっくりと聞いてくれるか

背景や感情も含めて真摯に耳を傾ける姿勢があるか。相続に至るまでの家族の歴史や、あなたの「こうしたい」という想いを理解しようとしてくれるか、という観点は非常に重要です。

2.専門用語を避け、分かりやすく説明してくれるか

現状や今後の見通しについて、あなたが理解・納得できるまで、平易な言葉で丁寧に説明してくれるかは重要です。良いことだけでなく、考えられるリスクやデメリット、解決までの時間や費用についても包み隠さず話してくれる弁護士は、誠実である可能性が高いでしょう。

3.複数の選択肢を提示し、意思決定をサポートしてくれるか

「こうすべきです」と一方的に方針を押し付けるのではなく、複数の選択肢を提示し、それぞれのメリット・デメリットを公平に説明した上で、あなたが自分で納得して進む道を選べるようサポートしてくれるか。

親身な対応があれば、納得感のある解決策が見つかりやすく、安心して手続きを進められます。

弁護士選びの際は、相談時の対応や説明のわかりやすさを意識して確認してみましょう。

関連記事:相続問題を弁護士に依頼した方がよいのはなぜ?弁護士の役割の具体例と選び方を解説

他士業(司法書士・税理士など)と連携している

相続には登記手続きや税務申告、不動産名義変更など、専門分野をまたぐ作業が不可欠です。

他士業と連携できる弁護士であれば、司法書士や税理士の専門知識を活かし、スムーズなワンストップ対応が可能です。

このような体制が整っていれば、多方面に自分で相談する負担が減らせて、手続きのミスや遅れも防ぎやすくなります。

弁護士に依頼する際は、事前に連携している士業の有無やワンストップ対応の可否を確認しておきましょう。

地域密着型で地元の事情や慣習に詳しい

相続問題は地域の不動産事情や慣習、相場感が影響するケースも少なくありません。

地域密着型の弁護士であれば、地元の状況をふまえた具体的なアドバイスが受けられ、スムーズな解決につながるでしょう。

特に不動産が絡む遺産分割協議では、地域事情への理解が大きな強みになります。

例えば、東京都に多い「借地権」付きの土地を相続したものの、相続人の一人が地方在住で「土地の権利なのに価値が分かりにくい」と主張し、もう一方は「地主さんとの長年の関係を大切にしたい」と考えるなど、協議がまとまらないケースがあります。

このような場合、地域密着型の弁護士は、

  • そのエリアの借地権取引の慣行や相場(権利金の割合など)を熟知している。
  • 地主の代替わりや性格といった、登記簿には載らない情報を把握していることがある。
  • 借地権の扱いに強い地元の不動産業者とのネットワークを持っている。

といった強みを発揮します。単なる法律論だけでなく、地域の慣習や人間関係まで踏まえることで、地主との関係も円満に保ちつつ、相続人全員が納得できる現実的な解決策を探ることができます。

依頼する弁護士を決める際は、弁護士事務所の所在地や、対応地域の実績もチェックしておくと安心です。

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相続相談で失敗しない弁護士の選び方【チェックリスト】

相続問題を依頼する弁護士選びで失敗すると、時間や費用が無駄になってしまうだけでなく、納得できない解決結果につながる恐れがあります。

弁護士選びの際は、次の6つのポイントをチェックしましょう。

チェックポイント内容・確認方法
相続問題の解決実績が豊富か相続分野の経験や事例が豊富かを確認。
具体的な取り扱い件数や解決事例について質問してみる。
説明がわかりやすく、誠実か専門用語を噛み砕いて説明してくれるか。
質問にも丁寧に対応してくれるか確認。
相性が良く、安心して話せるか面談時に安心して話せる雰囲気があるか。
本音を話しやすいかを意識する。
不利な情報も説明してくれるかメリットだけでなく、不利な点やリスクについても率直に説明してくれるか。
料金体系が明確か相談料・着手金・成功報酬など、費用の内訳や支払タイミングが明確に説明されているか。
連絡や対応がスピーディーか初回連絡時や面談後のレスポンスが早いか。
期限意識を持って動いてくれるか。

良い弁護士と出会えるかどうかが、相続問題のスムーズな解決を大きく左右します。チェックリストを活用しながら、信頼できる弁護士を選びましょう。

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相続で弁護士に相談する費用

相続問題を弁護士に依頼したいと思っても「費用がどれくらいかかるのか分からない」と不安を感じる方は少なくありません。

費用相場や無料相談の活用方法を把握しておくことで、安心して弁護士に相談しやすくなります。本章で弁護士に依頼するときの費用相場を知っておきましょう。

弁護士相談の相場|相談料・着手金・成功報酬

弁護士費用は法律事務所や案件の内容によって異なりますが、一般的に、相談料は30分5,000円〜1万円程度です。最近は初回無料相談を行う事務所も増えています。

着手金は20万〜50万円程度が目安で、成功報酬は獲得した財産の10〜15%程度です。

実際の費用はケースによって異なるため、見積もり段階で詳細をよく確認しておきましょう。

関連記事:遺産相続の弁護士費用は誰が払う?相場や支払い費用について詳しく解説

無料相談で聞けること・聞けないこと

多くの法律事務所では初回無料相談を実施していますが、無料相談の範囲には限りがあります。

一般的に、相続問題の概要や今後の進め方についてのアドバイスは受けられますが、具体的な調査や書類作成、交渉方針の提案などは正式な契約後に進みます。

無料相談の段階で、どこまで対応してもらえるのか、確認したうえで利用すると安心です。

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相続問題で弁護士依頼の費用をおさえる方法

弁護士費用をなるべくおさえたい場合は、事前準備を整えて相談に臨むことが効果的です。

あらかじめ遺産の内容や相続人関係、希望条件を整理しておくことで、相談時間を有効に使えます。また、複数の事務所で見積もりを比較することも大切です。

必要な依頼内容を明確にし、無駄な費用が発生しないよう意識して依頼を進めましょう。

関連記事:【遺留分の請求】弁護士費用が安い事務所の選び方とは!費用の内訳や具体例安く抑える方法も解説

相続問題を弁護士に相談から解決までの6ステップ

相続問題を弁護士に依頼すると、どのような流れで進むのかイメージが湧きにくい方も多いでしょう。

手続きの全体像を把握しておくことで、事前に準備がしやすくなり、安心して相談をスタートできます。ここでは法律相談から解決までの基本的な流れを6つのステップで解説します。

STEP
法律事務所への問い合わせ・初回相談の予約

まずは法律事務所に問い合わせを行い、初回相談の予約を取りましょう。

初回相談は30分〜1時間程度が一般的です。事前に相続財産や家族関係、遺産分割協議の状況を整理しておくとスムーズな面談につながります。

相談前に準備する内容をメモしておき、効率的な相談を心がけましょう。

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STEP
弁護士との面談・ヒアリング

弁護士との面談では、あなたの状況や悩みをできるだけ詳しく共有することが重要です。

被相続人の財産状況や遺言書の有無、相続人の意向をきちんと伝えることで、弁護士はより的確なアドバイスや方針提案が行えます。

事前に資料やメモを整理し、聞きたいこともリストアップして面談に臨みましょう。

STEP
方針の提案・費用の見積もり

ヒアリングの内容をもとに、弁護士は相続問題の進め方や法的な方針を提案します。

あわせて相談料・着手金・成功報酬などの費用見積もりが提示されるため、料金体系が明確かどうかを確認し、納得できる内容で契約できるか判断しましょう。

不明点や疑問は遠慮せず、その場で確認するのがおすすめです。

STEP
委任契約と業務スタート

方針と費用に納得できれば、弁護士との間で正式な委任契約を結びます。

ここから弁護士が代理人となり、相続人間の交渉や遺産分割協議、家庭裁判所対応などを進めていくことになります。

契約内容や業務範囲をよく理解したうえでサインするようにしましょう。

STEP
弁護士による交渉・調停・裁判などの代理業務

弁護士が代理人として交渉・調停・審判・訴訟に対応します。

弁護士は法的な主張を整理し、必要な証拠や書面の作成も担うため、依頼者は精神的・事務的な負担を大きく減らせます。

進捗の報告や確認事項があれば、こまめに連絡をとるよう心がけましょう。

STEP
問題解決・相続手続き完了

合意が成立した後は、遺産分割や名義変更、相続税申告などの各種手続きを行います。

弁護士のサポートがあれば、必要な期限を守りつつ、手続きの抜け漏れなく完了させることができます。

すべての手続きが完了するまで気を抜かず、最後まで弁護士と連携して進めましょう。

相続問題を弁護士に相談する前に準備すべきこと

弁護士へスムーズに相続の相談を進めるために必要な準備は下記のとおりです。

本章を参考に、足りていない準備や資料の抜け漏れがないかチェックしておきましょう。

相続財産をリストアップする

被相続人の財産や負債は、遺産分割協議や相続税申告の方針を決めるうえで非常に重要な情報となります。

現金・預貯金・不動産・株式・保険・借金などをリストアップし、財産の全体像を把握しておくことで、手続きが円滑に進みます。

相談前にできる限りの情報を整理し、メモや一覧表にまとめておきましょう。

相続関係図・家族構成を整理する(戸籍謄本など)

相続人の範囲や相続順位は、遺産分割協議の前提となる重要な情報です。

正確な相続関係図や戸籍謄本を準備しておけば、弁護士は相続人の状況を迅速に把握し、適切なアドバイスを行えます。

配偶者・子・兄弟姉妹・代襲相続の有無など、関係性を整理した資料を用意しておければベストです。

ただし、戸籍を集めるのには、複数の役所から取り寄せたり、専門的な知識が必要な場合があり、多くの手間と時間が必要です。弁護士に依頼するなら、戸籍の取り寄せからお願いしてもよいでしょう。

遺言書の有無・保管場所を確認する

遺言書の内容は相続手続きや遺産分割に大きな影響を与えるため、必ず確認しておきましょう。

公正証書遺言、自筆証書遺言などの種類や保管状況を事前に確認しておくことで、手続きの方向性が見えてきます。

必要に応じて、原本や写しを持参し、弁護士に確認してもらうと安心です。

関連記事:遺言書があるかどうかを確認する方法は?自筆・公正・秘密の3種類に分けて解説

相談内容の要点をまとめる

弁護士との相談の場では、悩みや希望を整理して伝えることが大切です。

依頼者の意向が明確になることで、弁護士も的確な方針を立てやすくなります。

遺産分割や相続放棄の意向、親族間のトラブル状況、希望する解決方針などを事前にメモしておき、相談時に活用しましょう。

相続で弁護士に相談するときによくある質問

弁護士に相談するのは早い方がいい?

相続問題は早めに法律相談することが重要です。

遺産分割協議や相続放棄の期限があるため、判断や対応が遅れると権利を失ったり、紛争が悪化したりする恐れがあります。

早い段階で弁護士に相談すれば、適切な対策が講じられ、スムーズな解決が期待できるでしょう。

関連記事:親の遺産相続の期限はいつまでですか?間に合わないときのペナルティも解説

相続人に認知症の人がいる場合は?

相続人に認知症の方がいる場合は、成年後見制度の利用が検討されます。後見人を家庭裁判所で選任し、その代理人として協議や手続きを進めます。

弁護士に依頼すれば、後見申立てから遺産分割協議まで一貫してサポートしてもらえます。

法律事務所の「無料相談」はどこまで対応してくれる?

無料相談では、相続問題の概要や進め方に関するアドバイスを弁護士から受けられます。

ただし、詳細な調査や書類作成、代理交渉などは正式な依頼後に進むのが一般的です。

無料相談の範囲や内容は事前に確認しておくと安心です。

まとめ|相続トラブルなら専門の弁護士への相談がおすすめ

相続問題は遺産分割や相続放棄、遺留分請求など複雑な手続きが多く、親族間のトラブルに発展するケースも少なくありません。

相続を専門としている弁護士に相談すれば、専門知識と豊富な経験を活かした的確なアドバイスと対応が受けられます。

納得できる形で相続手続きを進めるためにも、必要に応じて無料相談を活用し、安心してお任せできる弁護士を見つけてみてください。

相続に強い弁護士をお探しであれば、ぜひ弁護士法人アクロピースにご相談ください。

累計7000件以上の相談実績があり、他士業とも連携しながらハイレベルなサポートを実施しております。

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