遺留分侵害額請求にかかる弁護士費用はどのくらい?内訳や金額のシミュレーションを弁護士が解説

【遺留分の請求】弁護士費用が安い事務所の選び方とは!費用の内訳や具体例安く抑える方法も解説
この記事を執筆した人

弁護士法人アクロピース代表弁護士(弁護士・税理士)

 

所属団体
東京弁護士会:登録番号48554
東京税理士会:登録番号155401

相続分野を重点的に扱い、これまで累計7,000件以上の相続相談に対応してきました。遺産分割や遺留分、不動産を含む相続トラブルから、生前対策・遺言書作成まで幅広く経験しています。
「誰が何と言おうと依頼者の味方である」ことを信念に、スピードと実行力を重視した対応を心がけています。

「遺留分の請求手続きは弁護士に頼むと一体いくらかかるのだろう?」と疑問をお持ちではありませんか。

遺留分トラブルでは弁護士費用も高額になるケースがあり、費用倒れにならないか心配になる方も多いかもしれません。

この記事では、遺留分侵害額請求にかかる弁護士費用の内訳やシミュレーションを請求する側・請求された側のケース別に紹介します。

また、弁護士費用をできる限り抑える具体的な方法や、失敗しない法律事務所の選び方まで網羅していますので、ぜひ参考にしてください。

記事の要点・結論

遺留分トラブルにかかる弁護士費用の内訳と相場:初回相談料・着手金・成果報酬金・実費・日当が主な内訳。費用相場は案件によって異なるため法律事務所へ相談を推奨。

弁護士費用は原則自己負担:弁護士費用は原則として相手方に請求できず、全額自己負担となる。

弁護士費用を抑えるコツ:着手金無料や分割払いに対応した事務所を選び、交渉がこじれる前に早期相談することが重要。

弁護士法人アクロピースは累計約7,000件以上の相談実績に基づき、遺留分侵害額請求遺産分割協議について、まずは無料相談から受け付けております。

丁寧にお話をお伺いします。
まずはお気軽にご連絡ください

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目次

遺留分請求にかかる弁護士費用の内訳

遺留分侵害額請求にかかる弁護士費用の内訳としては、次のものが挙げられます。

弁護士費用の内訳

遺留分侵害額請求にかかる弁護士費用については以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細を知りたい方はあわせて参考にしてみてください。

関連記事:遺留分侵害額請求にかかる費用は?弁護士に依頼する際の相場・節約法を解説

【ケース別】遺留分の請求にかかる弁護士費用の金額シミュレーション

具体例

遺留分侵害額請求にかかる弁護士費用は、請求する側かされる側かによって計算の基準となる金額が異なります。 

ここでは、費用の内訳を前提とした具体的な計算例を2つのケースに分けて解説します。

ただし、紹介する金額はあくまでもシミュレーションであるため、具体的な費用は法律事務所に確認するようにしてください。

遺留分侵害額請求をするケース

遺留分を請求する側が弁護士に依頼する場合、着手金は相手方に請求する金額を、報酬金は最終的に獲得できた金額を基準に計算されるのが一般的です。

ここでは、1,000万円の遺留分を請求し、交渉から調停・訴訟を経て800万円を獲得できたケースの具体例を紹介します。

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料金体系着手金報酬金
日弁連の旧規定による計算64万9000円107万8000円
着手金が段階的に発生する計算55万円107万8000円

表内の段階的な計算の着手金は、初期費用33万円に加え、調停・訴訟への移行時に各11万円を追加した合計額を示しています。

着手金が固定されている事務所は初期費用を抑えやすい反面、手続きが長引くと追加費用が発生するため、最終的な総額をシミュレーションしておくことが重要です。

遺留分侵害額請求をされたケース

遺留分を請求された側が依頼する場合、着手金は相手から請求された金額、報酬金は相手の請求額から減額できた金額を経済的利益とみなして算出するのが一般的です。

今回は、3,000万円の遺留分侵害額請求調停を申し立てられ、結果として2,000万円で決着(1,000万円の減額に成功)したケースを見ていきましょう。

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料金体系着手金報酬金
日弁連の旧規定による計算174万9000円129万8000円
着手金固定・報酬割合固定の計算55万円176万円

旧規定の計算では着手金が高額になりやすい一方で、固定型の事務所は着手金を抑えられる代わりに報酬金が高めに設定されている傾向があります。

どちらの料金体系であっても、請求された金額が大きいほど弁護士費用も高額になる点には留意しておきましょう。

関連記事:遺留分を請求された側の費用はどのくらい?調停になった場合や請求の時効も解説

遺留分の請求にかかる弁護士費用をなるべく安く抑える方法

遺留分の請求にかかる弁護士費用をなるべく安く抑える方法

遺留分侵害額請求は取り扱う金額が高額になりやすく、それに伴って弁護士費用もかさむ傾向にあります。 

費用面での不安を解消し、納得のいく形で専門家のサポートを受けるには、依頼する事務所選びや相談のタイミングが重要です。

ここでは、弁護士費用による負担を最小限に抑えるための具体的なポイントを解説します。

無料相談を実施している事務所を選ぶ

弁護士へ依頼するにあたり、まずは無料相談を実施している事務所を選ぶことが重要です。

一般的な法律相談料の相場は30分あたり5,500円程度と設定されていることが多く、決して安い金額ではありません。 正式に依頼するかどうかが確定していない段階で費用を支払うことに、ためらいを感じる方も少なくないでしょう。

無料相談を活用すれば、費用をかけずに専門的な見通しを確認できます。

無料相談を活用するメリット
  • 正式な依頼を決定する前の金銭的リスクをなくせる
  • 複数の事務所を比較検討しやすくなる
  • 弁護士との相性や説明の分かりやすさを事前に確認できる

アクロピースでは60分無料の法律相談を実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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できる限り早く弁護士に相談する

遺留分侵害額請求をめぐるトラブルが生じた際は、可能な限り早い段階で専門家へ相談してください。 

弁護士費用の内訳の一つである「着手金」は、交渉、調停、訴訟といった手続きの進展状況に応じて段階的に設定されている事務所もあります。 

当事者間での交渉が感情的なもつれから深刻化し、調停や訴訟へ移行してからでは、結果的に着手金が高額になる恐れがあります。

早期に弁護士へ依頼することで期待できる効果
  • 相手方との直接交渉による精神的負担の軽減
  • 争いが深刻化する前の段階での早期解決
  • 手続きの長期化や調停・訴訟への移行を防ぐことによる追加費用の抑制

早い段階で弁護士が介入すれば、冷静な話し合いによって問題を解決に導ける可能性が高まります。

トータルの費用で計算する

弁護士費用を比較する際は、着手金や報酬金などを含めたトータルの費用で計算することが欠かせません。 

一見すると着手金が安く設定されていても、最終的な報酬金が高率であったり、別途費用が発生したりして、旧規定で計算するよりも総額が高くなるケースが存在します。

費用を見積もる際に確認すべき主な項目
  • 着手金(初期費用および調停・訴訟移行時の追加費用)
  • 報酬金(獲得額や減額幅に対する割合)
  • 実費(印紙代、郵便代、交通費など)
  • 日当(出廷時などに発生する手数料)

料金体系や報酬の計算方法は依頼する事務所によって異なるため、目先の金額だけで判断するのは危険です。 

どの程度の金額で解決できそうか見込みを尋ねたうえで、実際の計算式に当てはめて総額をシミュレーションしてみることをお勧めします。

着手金の分割払いや着手金無料に対応した事務所を選ぶ

手元にまとまった資金がなく初期費用に不安がある場合は、着手金の分割払いや着手金無料に対応している事務所を選ぶとよいでしょう。 

遺留分の請求は最終的な現金の獲得までに時間がかかることも多いため、依頼時の持ち出しを減らす仕組みを利用するのは賢明な選択です。

初期費用の負担を軽減する主な仕組み
  • 着手金無料(完全成功報酬型として解決時の回収額から精算)
  • 着手金の分割払い(月々の無理のない範囲での支払い)
  • 法テラス(民事法律扶助制度)の立て替え制度の利用

アクロピースでは、遺留分侵害額請求を行う方に向けて着手金を無料で対応しております。 初期費用の準備が難しい方でも比較的利用しやすいため、ぜひ一度ご相談ください。

アクロピースの料金プランを見る

遺留分の請求を弁護士依頼すべき3つのケース【自分でやるべき?】

遺留分侵害額請求は必ずしも弁護士に依頼しなければならないわけではありません。ただ、一定の条件に当てはまる場合は専門家の関与が解決を早めることがあります。

以下に紹介する3つのケースに該当する方は、早めの弁護士相談を検討してみてください。

また、遺留分侵害額請求を自分で手続きする方法は下記の記事でも解説しています。弁護士相談すべきか自分で進めるか悩んでいる方は、あわせてお読みください。

関連記事:遺留分侵害額請求は自分でできる?手続きの流れややり方をわかりやすく紹介

遺留分の交渉が難航している

相手方が話し合いに応じない、または一方的に支払いを拒絶しているような状況であれば、速やかに弁護士へ依頼すべきタイミングと言えます。 

交渉が平行線をたどったまま放置すると、遺留分を確保できずに時効を迎えてしまうリスクが高まります。

弁護士の介入が推奨される具体的な状況
  • 内容証明郵便を送っても相手から一切の返答がない
  • 電話やメール、手紙などの連絡手段を完全に遮断されている
  • 相手が感情的になり、建設的な話し合いが成立しない

このような状況下では、法的根拠に基づいた代理交渉が非常に有効です。 問題を長引かせず正当な権利を実現するためにも、まずは無料相談などを活用して相続に強い弁護士へ相談してみましょう。

遺産の内容が複雑で専門知識が必要

相続財産の中に評価方法が難解なものが含まれている場合、正確な遺留分の計算には高度な法的判断が求められます。

誤った主張をしてしまうと、その後の交渉や訴訟において著しく不利な立場に立たされる危険性があるため注意が必要です。

遺留分請求において評価が複雑になりやすい財産の例は、以下の通りです。

これらの財産が含まれる場合は、専門家による適正な評価が欠かせません。

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財産の種類評価が難航しやすい理由・争点
不動産実勢価格や固定資産税評価額など複数の基準があり、どれを採用するかで評価額が大きく変動する
非上場株式上場株式のような客観的な市場価格が存在せず、企業価値の算定に専門的な知識を要する
生前贈与過去の贈与が遺留分を算定する際の基礎財産(特別受益)に含まれるかどうかの判断が難しい

財産の構成に少しでも複雑さを感じたときは、個人で判断せずに弁護士へ事前相談を行いましょう。

ご自身のケースに最適な請求方法や評価の方向性をあらかじめ確認しておくことが、納得のいく解決への近道となります。

感情的な対立を避けたい

相続をめぐるトラブルは親族間での感情的な対立に発展しやすく、直接のやり取りは精神的に大きな負担を伴います。

当事者同士の話し合いでは過去の不満などが噴出しやすく、交渉が完全に決裂して調停や訴訟にまで発展してしまうケースも少なくありません。

弁護士を代理人として立てることで、以下のようなメリットが得られます。

弁護士を代理人として立てるメリット
  • 相手と直接顔を合わせたり連絡を取ったりする必要がなくなる
  • 感情論を排除し、法的に有利かつ冷静な交渉を進められる
  • 煩雑な手続きを任せることで、日常生活への影響を最小限に抑えられる

「相手の顔を見るのも辛い」「話すとどうしても感情的になってしまう」といった不安を抱えている方は、無理をして自力で解決しようとせず、迷わず弁護士への代理依頼をご検討ください。

お悩み別の
サービス一覧

弁護士法人アクロピースは累計約7,000件以上の相談実績に基づき、お悩みを解決します。
まずは初回60分の無料相談をご利用ください。

関連記事:遺留分に関する問題・トラブルは弁護士に相談すべき?遺産相続問題の依頼のメリットや判断のポイント

遺留分の請求に強い弁護士の選び方

遺留分の請求に強い弁護士の選び方

遺留分侵害額請求を無事に成功させるためには、適切な弁護士選びが欠かせません。 

単なる法律の知識だけでなく、現場での交渉経験や明瞭な料金体系、迅速な対応力などを総合的に判断して依頼先を決める必要があります。 後悔しない選択をするために、押さえておくべき重要な基準を把握しておきましょう。

本章を参考に、後悔しない弁護士選びを進めましょう。

相続分野の実績が豊富な弁護士を選ぶ

遺留分の請求手続きにおいては、相続に特化した深い法律知識と豊富な現場経験が求められます。相続事件には以下のように高度な専門的判断を伴う事案が多く含まれるためです。

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専門的判断が求められる事案概要
不動産の評価実勢価格や路線価など、どの評価方法を用いるかで遺産総額が大きく変動する
特別受益の証明過去の生前贈与などを正確に調査し、正当な遺留分を再計算する

これらの複雑な事案は、経験が浅い弁護士では対応や結果に大きな差が出やすくなります。弁護士のプロフィールや過去の解決事例を確認し、相続分野の実績が豊富な事務所を選ぶことが大切です。

費用が明瞭な法律事務所を選ぶ

弁護士へ依頼する際、多くの人が不安に感じる要素の一つが費用の不透明さです。料金体系が分かりにくい事務所を選んでしまうと、事後になって予期せぬ追加料金を請求されるリスクが伴います。

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注意すべき費用の内訳トラブルになりやすいポイント
着手金初期費用は安くても、後から様々な名目で追加費用が発生するケースがある
報酬金獲得した金額に対するパーセンテージが不明確で、最終的な支払額が高額になる

事前に提示された見積もりと、最終的な請求額に大きな差が出る事態は避けなければなりません。

ホームページに料金体系が明記されているかを確認し、無料相談の段階で費用の全体像について明確な説明を受けられる事務所を選びましょう。

>弁護士法人アクロピースの料金プランを見る

弁護士との相性や対応スピードも重視する

どれほど優秀な実績を持つ弁護士であっても、円滑なコミュニケーションが取れなければ信頼関係を築くことは困難です。 専門家との相性は、問題解決までの安心感や最終的な満足度に直結する要素と言えます。

初回相談時には、以下のポイントに注目して相性を見極めましょう。

弁護士への初回相談時にチェックすべきポイント
  • 専門用語を使わず、素人にも分かりやすい言葉で説明してくれるか
  • こちらの悩みや状況を遮らずに、最後まで丁寧にヒアリングしてくれるか
  • 連絡の返答が迅速で、レスポンスの遅さによるストレスを感じないか

もし「態度が高圧的だ」「返答が遅い」と感じる場合は、安心して手続きを任せられなくなる可能性があります。 自分の直感を信じ、些細なことでも気兼ねなく質問できる弁護士を見つけることが成功への近道です。

地域密着型の法律事務所も検討する

全国展開している大手の事務所だけでなく、特定の地域に根ざした法律事務所にも注目する価値があります。

地域密着型の事務所には、その土地ならではの事情に通じているという特有の強みがあるからです。

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地域密着型事務所のメリット具体的な魅力
地元事情への精通管轄する裁判所の運用傾向や、地域の慣習を熟知した対応が期待できる
柔軟で親身なサポート依頼者との距離が近く、個別の事情に寄り添ったきめ細やかな連携を取りやすい

市役所の相談窓口から紹介されたり、地元での評判が良かったりする事務所は、地域住民との信頼関係を大切にして業務を行っています。

遠方の有名な事務所へ連絡する前に、まずは身近にある近隣の事務所へ足を運び、無料相談を利用してみるのも一つの有効な手段です。

>相談実績7,000件の弁護士法人アクロピースに無料相談する

遺留分侵害額請求の弁護士費用についてよくある質問

質問

弁護士費用を相手方に請求できますか?

遺留分侵害額請求の弁護士費用については、請求する側もされる側も原則自己負担となっています。そのため、弁護士費用を相手方に請求することはできません。

関連記事:遺産相続の費用は誰が払う? 負担すべき人や分割調停の弁護士費用相場についてを解説

遺留分侵害額請求は自分でもできますか?

遺留分侵害額請求の手続きを進めるに際し、必ず弁護士に依頼しなければならないという決まりはありません。

しかし、遺留分侵害額請求の手続きを的確に進めるには専門的知識が必要なので、自分で進めるのはハードルが高いと言えるでしょう。

遺留分侵害額請求を納得できる結果にするためには、弁護士に依頼することをおすすめします。

関連記事:遺留分侵害額請求は自分でできる?手続きの流れ・進め方・注意点 

遺留分侵害額請求をされた側でも弁護士費用はかかりますか?

遺留分侵害額請求をされた側についても、弁護士費用はかかります。

着手金や報酬金を計算する際の経済的利益の額は、着手金については相手方の請求額、報酬金については減額された額が基準となります。

まとめ|遺留分トラブルの弁護士費用を抑えるには早めの相談が大切

遺留分請求の弁護士費用は原則自己負担となるため、料金体系が明瞭で初期費用を抑えられる事務所を選ぶことが重要です。

早期に専門家へ依頼すれば、手続きの長期化を防ぎトータルの費用負担も軽減しやすくなります。

弁護士法人アクロピースでは、着手金無料かつ初回60分の無料相談を実施しております。費用面で不安がある方も無理なく手続きをスタートできるようサポートいたしますので、まずは一人で悩まずお気軽にご相談ください。

丁寧にお話をお伺いします。
まずはお気軽にご連絡ください

【無料相談受付中】24時間365日対応

この記事がみなさまの参考になれば幸いです
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